春日部市庁舎の建替工事の外壁塗料にサンマテラークラウドウォールのパステルプラスター、駆体の改質・プライマーにサンマテラーアクアが採用されました。
それまでの市庁舎が近くに移転、2棟の内1棟は、もともとあった病院を大きく改築して市庁舎機能を付属させられています。
既存建築の外装は磁器質タイルでしたがそのタイルを活かしてデザインされ、設計監理の久米設計ご担当者と色やテクスチャーなど打合せを重ね現場モックアップにて決定しました。
塗装前



外壁の改質とプライマー
外壁のタイルは経年劣化し、びひ割れなどが発生しているため、補修・改質剤のサンマテラーアクアを塗布後に、外壁塗料のサンマテラークラウドウォールで塗装する工程となりました。
外壁の補修・改質のため、既存タイルを打診検査して浮いている箇所を特定し、剥がした状態でひび割れから雨水の侵入を抑えるためにサンマテラーアクアを塗布します。
サンマテラーアクアはひび割れ部や既存コンクリートに含浸して毛細管空隙をコンクリート再結晶化による空隙充填で緻密化する効果があり、塗布面は親水性となりプライマー効果が得られます。

既存タイルの上からポリマーセメントでテクスチャーを付けてサンマテラークラウドウォール・パステルプラスターを施工しました。
※旧フレアカラーを更に耐久性を高めた配合で施工
サンマテラーアクア塗布し乾燥後に新たにタイルを貼り換えました。
外壁塗装後



グレー色ですが、太陽光の当たる角度で色調変化がありテキスチャーの陰影が引き立ちます。



サンマテラークラウドウォールは、耐紫外線劣化、耐塩害、耐凍結融解性など従来の樹脂製品よりも格段の耐久性を持っており、経年するほどに塗膜はセラミックのように硬くなります。
春日部市新庁舎(2023年9月に竣工、2024年1月に開庁)
設計監理:株式会社久米設計
施工:大林組・東武建設・正和工業 JV