沖縄県の宮古島と池間島を結ぶ池間島大橋の基礎部改修工事で、含浸性養生材「サンマテラーアクアバンク」と、含浸性遮水防止剤「サンマテラーフレア」が採用されました。
施工の課題
全長1425mの海上にある池間島大橋の一部橋脚基礎部の工事にて、新設コンクリートを打設し、コンクリートの保護対策を行う必要がりました。
養生

コンクリート打設後の乾燥収縮ひび割れ対策。
工期の面でも従来工法の散水シート養生では、5日間に渡り適時、散水する必要がありますが、サンマテラーアクアバンクは散布し乾燥を待つだけで養生ができるため、養生工程を大きく短縮することが出来ました。
塩害対策、防水対策

樹脂被膜を作るコンクリート保護は常時、湿気や塩分の侵入を受けるため下地コンクリートとの界面剥離の危険性と固化塗材の流失など環境への負荷が懸念されます。
サンマテラーフレアは塗布含浸型の遮水防止剤でありコンクリート表層部に超遮水層を形成するため成分の剥がれ流失がありません。
また土木学会評価値はオールAグレードであるため、塩害や防水などに強い抵抗を示します。
新設若齢コンクリート保護の2つのステップを、短い工期の中で行うことが前提でした。
サンマテラーアクアバンクは塗布後の完全乾燥が早く、養生からサンマテラーフレアによる保護への施工をスムーズに進めることができました。