製品カテゴリー |
ひび割れの補修キット |
製品概要 |
コンクリートに発生したひび割れを美観を損ねずに補修 |
特徴 |
コンクリートに改質剤を注入して超微粒子セメントで閉塞しひび割れの再発を防止 |
用途 |
ひび割れ補修 |
主成分 |
ケイ酸ナトリウム、超微粒子セメント、無機黒顔料 |
一般名称 |
無機ケイ酸ひび割れ補修剤 |
設計価格 |
¥1500/㎡材工(部分補修)¥2400/㎡材工(面単位補修) |
- 。
クラックリペアについてQ&A
【材料】
- Q クラックリペアの中身は何ですか。
A Aタイプ(部分補修用):サンマテラーアクア1L、超微粒子セメント1kg、専用特殊樹脂500g、無機黒顔料20g
Bタイプ(面単位補修用):超微粒子セメント4kg、専用特殊樹脂2kg、無機黒顔料50g - 配合表
- Q AタイプとBタイプの違いは何ですか。
A Aタイプはひび割れ部のみの補修キットです。
Bタイプはひび割れが集中していて面単位で被覆補修する場合のキットです。
- Q サンマテラーアクアの主成分は何ですか。
A ケイ酸ナトリウムです。 - Q 何故、先にサンマテラーアクアをひび割れに注入するのですか。
A サンマテラーアクアをひび割れ部に注入することでひび割れの奥に浸透してアルカリ性付与、コンクリート再結晶化(ポゾラン反応)による毛細管空隙の減少、アルカリ金属 類の安定化 等々、コンクリートを改質する効果を得る為です。
- Q どの位の幅のひび割れまで補修可能ですか。
A 10mm幅位まで補修可能です。
- Q 超微粒子セメントはひび割れの奥深くまで浸透していきますか。
A 幅が広いひび割れの場合、水量を多くして柔らかめな状態で流し込むことは可能です。ヘアクラック程度のものはひび割れ入口を閉塞させる程度です。
- Q 超微粒子セメントは経年で外れることはありませんか。
A サンマテラーアクアを先に塗布することでコンクリートは親水性となり超微粒子セメント付着のプライマー効果を持ちます。サンマテラーアクア、超微粒子セメント共に無機 ですのでとても良い相性です。
- Q 従来のひび割れ補修では、良くミミズはれのような補修跡が見られますが。同じようになりますか。
A 本製品の場合、Vカットする必要がないこと。超微粒子セメントに添付の無機黒顔料を添加することでコンクリートの色に合わせていくことが可能である事、超微粒子セメン ト乾燥後、サンドペーパーやカワスキ等でひび割れ部周辺に付着した余分なネタを除去することでひび割れ部にしか補修したネタが残らないので補修跡が分かりずらくなる 事、等々で美観維持には最適です。
- Q Bタイプ(面単位補修キット)にはサンマテラーアクアがないのですか。
A Bタイプは、サンマテラーアクアも面全体に2回塗布する必要があります。従って別途購入いただきます。
- Q ひび割れ部にサンマテラーアクアを上手く注入するには何か良い方法はないですか。
A シリンジを使用すると楽に注入可能です。通販で購入可能です。 - Q 爆裂部の断面修復に使用可能ですか。
A 爆裂部補修の場合は弊社「コンクリ・リファクター」のご使用をお勧めしております。
【特徴】
- Q ひび割れ補修は、エポキシ樹脂注入が一般的ですが。何が違うのでしょうか。
A エポキシ樹脂は紫外線劣化しますがコンクリート内部に注入することで紫外線の影響を受けずに保たれます。しかし硬化したエポキシ樹脂は非常に硬く通気性がない為、湿気 の滞留・結露からコンクリートは更に動きが生じ2次的にひび割れが発生するケースがあります。サンマテラーアクアの注入は経年コンクリート自体を改質させることでひび割 れ再発の効果が得られます。
- Q サンマテラーアクアと超微粒子セメントの使用には特別な効果があるのでしょうか。
A サンマテラーアクアの主成分はケイ酸塩です。コンクリート中の水酸化カルシウムと反応してコンクリート硬化組織であるケイ酸カルシウムを生成してコンクリートを緻密化 させる効果があります。超微粒子セメントも水酸化カルシウム成分であることから最初、水を多めに入れて混錬しひび割れ部に流し込むことでサンマテラーアクアの反応を促進 させる一面もあります。
- Q クラックリペアで補修したことで防水効果は得られますか。
A クラックリペアによる補修でひび割れ再発防止にはなりますが完全な防水効果はありません。サンマテラーフレアをクラックリペア施工後に塗布することで遮水防水効果を得 られます。
【施工】
- Q 使用する工具について
A サンマテラーアクア)ローラー、ハケ、シリンジ等
超微粒子セメント)ゴムベラ、ゴムコテ
- Q ひび割れ部からエフロが出ていますが除去は必要ですか。
A 必要です。但し酸洗いは行わないでください。サンマテラーアクアは強アルカリですので性能を得られません。万一、酸洗いした場合、「アクアクリーナー」でアルカリ中和処理してください。
- Q 亀甲状や鉄筋沿いに水平垂直のひび割れが走っています。どのような処置が必要ですか。
A 有害骨材に起因するアルカリ骨材反応が起きている場合があります。調査の上、浮き部をハツリ断面修復が必要となりますがその際に、サンマテラーアクアをたっぷりとハツ リ面全体に塗布することで有害アルカリ量が著しく低下し再発防止が可能です。
- Q 施工する前に躯体洗浄は必要ですか。
A 汚れ、カビ類、藻類、油等は高圧洗浄で除去してください。
- Q 既存の塗膜の上からひび割れ補修は可能ですか。
A カツターで既存塗膜の上からひび割れ部を少し拡げてください。それからサンマテラーアクア注入して超微粒子セメントで閉塞してください。その上から再塗装を行ってくだ さい。
- Q コンクリート2次製品にも施工可能ですか。
A 可能です。
- Q サンマテラーアクア塗布後の低圧散水は必要ですか。
A 必要ありません。